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今、南アフリカは・・・

 投稿者:南アフリカの母  投稿日:2009年 8月29日(土)05時43分45秒
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  能登さん、ご無沙汰しております。 お元気でしょうか?
時々ホームページを見せていただいてましたが、今日はプールに入るそのっ子のまぶしい笑顔に嬉しくなってしまいました。

私達一家が、南アフリカに来て1年と4ヶ月が過ぎました。
今は冬が終わりに近づき、やっと春の気配がし始めているところです。
季節すら反対のこの国に来て、最初は戸惑うことばかりでしたが、今ではまたとない機会とここでの生活を大切に暮らしています。

この国に来てすぐの時は、美しく雄大な自然に心奪われる日々でしたが、生活が始まると今の南アが抱える様々な問題と直面することとなりました。
渡航してすぐ、外国人排斥運動による暴動も起き、外出も難しい日々もありました。
今はWカップ開催に向け、至る所で工事が行われ、サッカー好きな国民は一見盛り上がっているかのようです。
しかし、先月ぐらいから賃上げ要求のデモが頻発するようになり、一昨日からは国営の郵便局が、昨日は現役の兵士がストライキに入りました。
アパルトヘイトが終わり、これからは自由の時代と大きく胸を膨らませた人たちの希望は、今は絶望と入り混じり、難しい局面を迎えています。

アパルトヘイト時代よりも大きく広がった黒人間での貧富の差、そして20代〜30代に蔓延するエイズは大きな闇となってこの国に広がっています。
アパルトヘイト時代に教育の機会を奪われたため、20〜30代の国を担うべき人材が少ないうえに、無知ゆえにこの年代に突出して多いエイズ。
難問は山積みです。

それでも、今まで私達が会ったこの国の人々の笑顔は本当に素敵なんです!
その笑顔と歌声を聴いていると、南アが持っている可能性を信じずにはいられません。

この間、自宅近くの保育園を見学させてもらいました。
貧困層の子ども達を中心に保育している所ですが、年長クラス以外は障害を持った子のみを保育している園でした。
貧困、障害、そしてエイズに冒されている子も少なくありません。
そこにいたのはいっぱいの愛情で子ども達を抱きしめるスタッフでした。
今度はソウェト(南ア最大の黒人居住区)の中にあるもう一つの園も見に来てね。
そっちにも私たちの可愛い子たちがいるのよ!
と言ってくれたのは熱烈に子ども達から慕われている園長でした。保育園を見に行って、涙が出たのは初めてでした。

沢山のことを学びながら、変貌しつつある南アに今、いられることを幸せに思っています。
子ども達にも目にする全てのことが何にも勝る人生勉強になっています。
あと1年8ヶ月 いっぱい学んで帰ります!
 
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