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読み語りの反省

 投稿者:小松菜大根葉  投稿日:2012年 6月24日(日)02時51分55秒
 

 久しぶりに、ここに書きます。
 ずっと、何の新しい本の紹介も書けずにいます。
 申し訳ないです。

 さて、久しぶりに書きたいと思ったのは、
このところ立て続けの読み語りでの失敗に対する反省です。

 読み語りがスタートした時期です。
 私も小学校、中学校で今年度の初回をしました。
これが、両方とも失敗。反省です。

 小学校の方は2週間くらい前でしょうか。6年生でした。
「イギリスとアイルランドの昔話」より「ノックグラフトンの昔話」を
やりました。
 前夜、選書していて、時間も調度いいしこれにしようかと、音読を
始めましたら、途中で楽譜があるのに気づいて、以前にも、この楽譜は
見たことがあるのですが、そのときは気にとめることなくすませて
いたのです。

 何故か、その夜は気になってしまって、読み進むうちに
これと対比する箇所を読んで、歌う事の効果に気づいてしまった
ものですから、どうしても歌わなくちゃと思い込んでしまったのです。
 ところが、音をとろうとしても、自分で取れません。

 昔は出来る つもりで居たのですが。楽器も和笛やシングルのハモニカしかないし。
 たまたま娘が居たので、彼女に音を出してもらい、何度か口伝えで
音を拾ったものの、自分の音が不安定で自信がなく、
そのまま本番に向かったところ、撃沈でした。

 音は外れる、歌に不安があるから読みまでグダグダ。大失敗でした。
 それでも、6年生のそのクラスの子たちに、読み終わってから
「今日読んだお話に似ている、日本のお話は何でしょう」と聞くと、
「こぶとりじいさん」と即答してくれましたから、
聞いてくれていたようです。読み語りを続けている方々の
積み重ねのおかげです。
 それにしても、こんな面白いお話をうまく語れなかったことは
残念です。
 お話としては、「こぶとりじいさん」と変わりはありません。
そこに、歌と怒鳴り声というコントラストがつくことで
聞く人に、そりゃあ怒られても仕方がないんじゃないの
という納得がはっきりとつくはずでした。
 自分が音感がなくなっていたということもショックでしたし、
そのおかげで、読みまでグラグラするとは思いもしませんでした。

 

 中学校は、つい何日か前のことです。
 中学校の読み語りは、今年度からなくなるかもしれないと
聞いていました。
 これは、昨年度から、スタート時にかなり遅くなり、
7月がスタートだったでしょうか。その時に、読み語りが
 学校の点数を評価する上での、評価の対象から外れたから
学校側が大事に思ってくれなくなった、と聞いていました。
 昨年度のスタートも遅く、たびたび予定のキャンセルもありまして
それまでの半分の回数程度しか読み語りはありませんでした。

 それで今年度も開始の連絡が遅れていましたから
てっきりなくなるものと思っていましたところ、
スタートの連絡をいただき、気合が入ってしまいました。


 読む本は「ありがたいこってす」。毎年読んでいる本です。
 読みかかったら、上手すぎて上手すぎて。
 失敗です。
 

 読み慣れていて、只でさえ上手すぎるのに、気合が入ったもので
もっと上手く読んでしまいました。申し訳ない。
 あんまり上手く読みすぎると、私の解釈が伝わりすぎるのです。
 聞き手の、本来の読者の読みを(聞き)を邪魔してはいけないと
思うのです。読み手はあくまでも媒体ですから、読者の読みを
害してはいけません。
 

 読み手は、演芸をしているのではないのですから
自分の作品を、表現を相手に(聞き手に)見せているのでは
ないのです。

 私が、今まで自分が知る中で、すばらしいと思った読みを
聞いたと思ったのは2回です。
 「子どもと本」を主催していらっしゃる山本松代先生が
研修会で「こすずめとぼうけん」を読まれた時と
「水俣の記」を書かれた石牟礼礼子先生がご自身の文を
読まれたときです。
 読む技術があるのではないのです。
 言葉が素直に入ってくるのです。 お2方の先生のように読めるようになれるようにと、いつも思っています。


 演技が上手な方の語りを聞く機会もありましたが、
それはその方の作品を聞くだけでした。

 NHKの女性のアナウンサーが本を朗読する番組があるじゃあ
ないですか。特に強い読みの強弱があるじゃあないのに
お話が実に良く、自分の中に入ってくる。そんな感じです。

 無用な演出はいらないのです。むしろ邪魔。

 そういう意味で、今回の中学生に読んだ「ありがたいこってす」は
失敗です。
 聞いた子たちは、私の上手な読みをおぼえてくれる事はあっても
作品の面白さをおぼえることはなかったと思います。
 もったいないことをしてしまいました。申し訳なく思います。


 

 
 

ありがとうございます

 投稿者:くみこ  投稿日:2011年 7月20日(水)18時49分13秒
  お勧めしてくださった絵本、早速読んでみます。

ありがとうございました。







 

新しいパソコンHPを移せたみたいです。

 投稿者:こまつ菜大根葉  投稿日:2011年 7月17日(日)19時56分35秒
  パソコンを買い換えてから、早一年以上。
やっとHPをうつすことができました。嬉しいです。

やってみたら、意外なほど簡単でしたが、
どうしてできたのか、わかりません。

じたばたしていたらいつの間にかできてしまいました。

これからは、少しずつ新しい絵本を加えていきたいと
思います。

後は、カメラの問題が残っていますが。
子どもたちが就職他で家を出てしまい、デジカメが
なくなってしまっているのですが、携帯でどうにかなるかな?

ぼちぼちやっていきます。

最近は、児童文学を読んでいます。
一番新しく読んだのは
「ピッグル・ウィッグルおばさんの農場」
ベティ・マクドナルド作  小宮 由訳  岩波少年文庫

親もお手上げの大うそつきに、こわがり屋、何でも
分解してしまう子…でも、心配はご無用! ピッグル・ウィッグル
おばさんの農場で、動物たちといっしょにくらせば、どんなこまった
くせでも自然に直って、みんな笑顔になるのです。

裏表紙に書かれているこの文どおりの楽しいお話です。一気に
読めます。

中学年くらいの子どもから読めるでしょうね。
スイスイと読めちゃうんじゃあないでしょうか。

スイスイと読めるって、いいことなんですよ。
自信がつきます。

今度、小学校の図書室に入れてくださるように
お願いします。
 

今年度、初めての中学での読み語り

 投稿者:こまつ菜大根葉  投稿日:2011年 6月22日(水)23時49分59秒
   今日、本年度初めての読み語りに行ってきました。

 例年でしたら5月の連休明けから始まるのですが、
今年度は、教頭先生が変わられたということで、その教頭から
「読み語りに反対の先生もいらっしゃるかもしれないから」と
言われてスタートが遅れました。

 2年生のクラスに行きました。
 今日の本は「せかいいちおいしいスープ」

 十数年店頭から消えていた本です。

 マーシャ・ブラウン 文・絵   こみや ゆう 訳
 岩波書店

 以前は、やはり岩波書店で渡辺 茂男訳で出ていたのですが、
岩波がこれを出さないと言うので、マーシャ・ブラウンさんの
許可をこみやゆうさんが得て、去年、出版の運びとなったそうです。

 久しぶりにこの本に会ったときは嬉しかったです。
「あらー、お久しぶりー、お元気でしたー」と
思わず表紙にご挨拶をしてしまいました。

 とてもおもしろいです。

 今日、聞いてもらった中学2年生の反応は。
 この子たちは、おそらく始めて聞く子が多かったのだろうと
思います。

 中学2年生ともなりますと、シレーっとして聞くものなんですが、
面白くなってくると耳をピンとそばだてるのがわかります。姿勢や頭の
角度がピッと変わりますからわかります。

 話が終わると、拍手や「ありがとうございました」と言う言葉を
いただきました。

 いい聞き手さんたちです。


 これは、お話とは別の私の反省ですが、
 数ヶ月ぶりの読み語りでしたから、口がまめりませんでした。
前日に、一回でも練習していけばよかったです。
 悪い癖ですね。練習嫌いは。
 自分では読めるつもりでいるのですが、
体が言うことをきいてくれませんでした。
 

はじめまして、くみこさん

 投稿者:こまつ菜大根葉  投稿日:2011年 6月18日(土)19時28分46秒
  長くここに来なかったので、お返事が遅れてしまって
すみませんでした。

利用してくださってありがとうございます。

リストの追加をしたいのですが、なかなかその
作業ができなくてすみません。

少しだけご紹介しますね。

「世界一おいしいスープ」マーシャ・ブラウン文・絵
            こみや ゆう訳  岩波書店
 本当にひさしぶりにマーシャ・ブラウンのこの本が出ました。
以前の渡辺 茂男訳はもう岩波が出さないそうで、こみやさんの
訳です。おもしろいです。

「ベンジーのもうふ」マイラ・ベリー文 ドロシー・マリノ絵
          まさきるりこ訳  あすなろ書房
 スヌーピーに出てくるライナスのもうふのように、
いつももうふをはなさないベンジーがもうふをはなすように
なるお話です。
 

はじめまして

 投稿者:くみこ  投稿日:2011年 4月27日(水)18時55分1秒
  5歳、2歳、0歳の三人の子供がいます。
いつもリストを参考にさせていただいています。
ありがとうございます。
自分では、どんな本を選べばよいのか分からないので本当に助かっています。

またリストに新しく追加する予定と書かれていましたので、
嬉しくなりメールしました。
お忙しいとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。
楽しみに待っています。






 

久しぶりに、本を読みまくっています。

 投稿者:こまつ菜大根葉  投稿日:2011年 1月28日(金)20時32分36秒
  昨年の暮れに、竹とんぼさんに行ってきました。

今回、面白い本がたくさん手に入ったので、
久しぶりに読みまくっています。

このHPにも、新しい絵本を紹介しなくてはいけないのですが
ついつい億劫で、後回しにしています。

ぼちぼち、やっていきます。
 

練習嫌いなもので②

 投稿者:こまつ菜大根葉  投稿日:2010年11月22日(月)00時37分19秒
   その塾の言っていることは間違っては
いません。量を読めば、語彙は増えます
から、お受験には都合のいいことです。

 この1、2年、中学校で読み語りに行くた
びの様に、ねぎらいを言ってくださる先生
が、繰り返しおっしゃるのは「肉声がいい
んです」

 たまたま老親の介護をしている方がいら
して、痴呆のケアとして肉声で語りかけると
効果があると病院の方からアドバイスを受
けたと教えてくださいました。

 子どもに対しても、なにかの効果がある
のかもしれませんね。

 小学生の中学年以上では、本を読み語
ることによって、読書の習慣が生まれるか
というとそれは大変期待できないこと、とは
「こどもと本」113号にも書かれていますが、
実際そうだろうと思います。  本は、自分で
選んで読んでこそ面白いのですから。与え
られた本を聞かされる作業が、読書への習
慣につながっていくことはまれだと思います。

 読んでもらった本に興味を持ってその本
を読むことはあるかもしれませんが、習慣
にするには、子どもがおかれた生活や、読
書に対する動機付けへのエネルギーに、問
題がありすぎると思います。

 しかし、私が行っている校区の子どもたち
を見ていると、面白い本に出会う回数が多か
ったおかげだと思いますが、通になっている
ようです。

 目が肥えているというか、面白いものは聞
くが、面白くなければ聞かない、ザワザワしま
す。はっきりしていますね。

  私は、中学校と小学校で読み語りをさせ
ていただいていますが、それは次の世代への
種まき程度の効果しかないと思っています。

 読書好きの者としては、読書へのいざない
ができれば、と思いたいところですが、そこま
での効果はないでしょう。


 でも、図書室は大事ですよ。クラスに本が
置いてあればそれも。

 子どもが自分の意思で本を選び読む、とい
う行為をするとき、手近にある本は大事です。

 そこに、ただ、子どもが飛びつくような本を
おくということは、子どもを本から遠ざける
ような行為です。

 もったいない。そんな本は、一回読めばもう
用なしですよ。繰り返しの読みにも耐えないし、
タイムリーじゃなければ後では読まれることも
ないでしょう。

 その程度の本を読むんだったら、テレビでも
ネットでも、もっと面白いものがあるでしょう
に。

 ウケ狙いの本を読む人のことを聞くたびに、
どうしてマンガを読ませたり、テレビを見せた
りしないんだろうと思います。
 素人が下手にやるよりよっぽど面白いでしょ
うし、集中力もつくのに。
 ウケがいいと思うのなら、努力をして小話を
練習して来ればいいのにとも思います。それさ
えしないのは、学校に対していい親というポー
ズをとりたいからなんだろうか、と意地悪な見
方をしたくなります。

 子どものほうが大人より早くそれを知ります
よ。つまらない本を読む機会が増えるほど、本
というものが、自分にとって必要ないものだと
学習するのです。

 そんなつまらない本を求めるほど、子どもの
読書離れを心配する親って、自身が本をよんで
いないんじゃありませんか。

 自分ができないことを子どもに要求すること
が理不尽だということさえわからないのでしょ
うね。新聞を読むふりでもすればいいのに。

 図書の本を選定するにあたって、一人になっ
てしまったAさんに励ましを与えてください。

 いやだったら去るしかないけど、続けていけ
るのならば、その内、即効性を求める人は、自
分の利益に直結している子どもが卒業するのと
一緒にいなくなるから大丈夫ですって。

 その頃には、彼女たちが選んだ本は、誰から
も読まれることがなくなって、だんだん奥のほ
うへ押しやられて、最後には廃棄です。

 本人たちだって、その本がすばらしい本だと
は思っていないはずです。自分で買うのが惜し
くて学校で買って欲しいんでしょ。

 次々と同じような親が出てきたときは?
 その時に考えましょう。


 はりえにしださん。絵本の講師をしていらっ
しゃるとおっしゃっていましたね。

 読み比べをしてみてはいかがでしょう。
 びっくりするほど、本の質の違いが伝わりま
す。
 もう、やっていらっしゃるかもしれませんが
もし、まだなら、ぜひお試しください。

 Aさんの学校の今年の図書室の選書は終わっ
ているでしょうが、来年、同じ問題が起こった
ときは、いかがでしょうか。

 それでも、わからない人は、感動ということ
に鈍くなっている人ですから、まだまともそう
な人でしたら、病院に行くことを勧めてくださ
い。

 そうでない人は、大きな問題を抱えている可
能性が大きいので、あきらめてください。素人
の手に負える範疇ではないので。

 子どもの本を考えるとき、一番障害になるの
が親であったり、大人ですよね。子どもに本を
与えたがっている大人。

 やつらは、自分が成長してしまったというこ
とを理解できていないようです。

 これも、講師をするときに教えてあげてくだ
さいね。

 選書で一番難しいのは、自分が子どもではな
くなってしまっていて、自分が面白いと思った
本が、全部、子どもが面白がるわけではないと
いうことです。

 わからないことは、人に聞く。
 先ず、子どもに。
 それから、子どもによく読んでいる人に。

そうすれば、とんでもなく面白いものに出会わ
せてもらえるんだよー、と。


 素直な人の冥利ですよね。
 

練習嫌いなもので①

 投稿者:こまつ菜大根葉  投稿日:2010年11月21日(日)23時04分18秒
 

 根が無精で練習が大嫌いなのでストーリー

テリングは不向きかと思います。 

 

 ただ、「ちいちゃいちいちゃい」は数度小学

校低学年に読んでいて、その驚く様子をリアル

に見てみたいという欲望がありますから、その

内おぼえてやってみたいです。

  小学校の図書ボの方で、今の子どもは昔話

をしらないと心配していらっしゃる方がいらし

て、気になっていたのですが、ミクシイのコ

ミュで昔話を知らない子が増えているという新

聞記事からの発表とそれに関する意見が出て

いるのを最近見つけて、ありゃありゃ、何とか

しなくちゃいけないんじゃないか、と思い始め

ているところです。

 

 低学年に読みにいくときは、当たり前のよう

に知っているはずの昔話をやっていこうかと思

っていましたので、それは素話でできるかもし

れないと思っています。  

 

 昔話は口承ですから、多少間違えてもいい

と思いますので気楽になれます。  

 

 今、子どもと言われている人たちと、その親

の世代は昔話を聞かずに育ったのかも知れ

ませんね。

 

  親世代は違うんでしょうかね。私もそう言え

ば、わが子に昔話を素話で語ったことがありま

せんね。 面白い絵本に夢中で、そっちばかり

やってきました。

 

 今度、正月に子どもたちが帰ってきたときに、

どの程度知っているのか、聞いてみます。

 

  Aさんの件、お気の毒です。

 

  はりえにしださんからのメールを見て、

久しぶりに「子どもと本」113号を見返し、

学校での本読みについて考えたところで

した。

 

  学校側の求めるものは、朝の読み語

りにより子どもが授業をよく聞ける様に

なるという効果。

 

  公文式の塾で何でもいいから本を読

め、量を読めと言っているという事を伝

え聞いたときに怒りを覚えたのははるか

前ですが、そのことを思い出しました。
 

たびたびすみません

 投稿者:はりえにしだ  投稿日:2010年11月21日(日)01時27分45秒
   一度に書ききれなかったもので・・・申し訳ない。再びお邪魔します。
 こまつ菜大根葉さんは、良きお仲間に恵まれていらっしゃるようで、
それは誠に誠に素敵なことですね。
 先だって、平松二三代先生から、こんな話を伺いました。
あ、平松先生も私の師のおひとりです。私には五人の師がそばにいて下さるので、
つくづく、幸せ者だと感じています。
ある小学校で、数年前、かりにAさんとさせてもらいますが、始業前に絵本を読む
活動を始められました。PTAの有志の母親数名からなる会を立ち上げたそうです。
Aさんは、越してこられたばかりで、私もひつじ書房で少し言葉を交わしただけなので、
詳しくは存じ上げないのですが、とにかく、ひつじ書房においてあるような絵本がお好きで
また、本に詳しい方のようにもお見受けしました。
その会では、図書室に新しく受け入れる本のリスト作りも行っていたそうです。
ところが、今年になって、Aさんひとりが孤立してしまったというのです。
会の他のメンバーが、今はやりの、刺激の強烈な、子どもにウケル、子どもがワク、
子どもがクイツク
(これらのことばは、子どもに失礼なので私は使わないのですが、そのまま
引用させてもらいます)謂わば、表面的に子どもが反応を示すような本を入れたい
というのですね。Aさんの選書は、古い。地味だというわけです。
Aさんは、すっかり落ち込んでしまわれているそうです。
独りではかなりきついですよね。
たまたま、そのAさんの小学校内で、放課後開かれる学童保育の時間に
お話をし、絵本を読みに、私は仲間と交替で毎月行っているのですが、
(そこへは、8年くらい通っているでしょうか)
先だって、『サリーのこけももつみ』を読んだところ、最初の見返しの絵を
見て、女の子が「わぁ・・・綺麗・・・」とつぶやきました。
白地に濃紺の絵は、派手さからは遠いところにありますけれど、その美しさを
現在の子どももちゃんと感じ取ることが出来るんですよね。
その日は、もう、嬉しくてなりませんでした。
私たちは、そこではもちろん古典的で基本的な絵本ばかり読んでいます。
笑い声はもれますが、すっかり集中して聞いています。ごそごそしているように
見える子も、お話がクライマックスにくると、ピタッと止まって、目を見張り、
面白いくらいです。
 子どもは鋭敏で、おとなが何を自分らに期待しているかを察することが出来るし、
それに、サービス精神も持ち合わせているので、
おとなが無理やり面白がらせようとしている作品にも、大笑いしたり、突っ込んだり、
の反応は示します。それをウケたと勘違いしている人が多いのではないでしょうか。
 いくらかでも、Aさんのお力になれれば、と思っているこの頃です。

 中学生に15分は、確かに厳しいですね。
せめて、20分あればお話や本の選択肢がもう少し広がるのですけれど。
「山の上の火」(『山の上の火』岩波 より)なんかも、17分ほどかかり
ますしねぇ。
時間内に収めないとカリキュラムに支障をきたすので、好ましくないのですが、
年に一度くらい、前もって延長をお願いするなんてことが出来ればいいですね。

実は、身勝手な思い込みで恐縮なのですが、
ストーリーテリングをなさってみませんか?
お書きになっているさまざまな思いを拝見していて、向いておいでのように
思えてならないのです。
ストーリーテリングは、①一番後ろに座っている子ども(人)にまで、ちゃんと届く
声をお持ちの方 ②文学の持つ、表面的ではなく、心の深いところでの楽しみ喜びを
充分に感じておられる方で、なおかつ、おとなの視点を振り払って、子どもの心を
忘れないでいる方、さらに、その喜びが思わず溢れでて、
だから、それを他の人と分かち合わずにはいられない方
であれば、誰にでもできます。
ところが、そうかといって誰にでも出来るわけではない・・・というのは、
まさに②の点においてなのですね。
こまつ菜大根葉さんは、その大切な②点めにおいても、何一つ問題はないでしょう。
以前申しましたようにその②が、実は伴っていないストーリーテラーも結構多いのです。
もちろん、覚えるのに時間はかかります。けれど、それには換え難い
喜びがあります。
子どもの「それで?・・それで?・・それからどうなったの?」
という目、私の眼を見ているようでいながらお話を見ている目に、うながされて、
お話のほうが自然と出てくるような感覚は、ストーリーテリングならではです。
また、覚える段階で、しっかりとイメージを持ち、身も心もそのお話に集中しますから、
そこに現れてくることばの力が読むときとは明らかに異なるように思います。
やりたくなりません?
大切なのは、すぐにことばを覚えようとしないこと。
毎日、一回でよいので、お話を初めから結末に至るまで読みます。
毎日毎日繰り返しているうちにしたがって何度も何度も読むことになりますね。
そして、その話全体を捉えて、しっかりイメージすることです。
その段階で、語るに値しない話はしだいに飽きてきますから、
そういう話はしません。
何度読んでも楽しい、嬉しい。そのつど、新しい発見があるような話が良いです。
また、初めての方は真っ白になるのが怖くて、5分ほどの短い話を選んでしまいがち
ですが、実際は短い話はかえって難しく、10分程度の、起承転結のはっきりした
本格昔話のほうが(例「やまなしもぎ」や「七羽のカラス」など)
話のほうで私たちを連れて行ってくれるので、心と頭に入り易いですね。
まあ、すっかり押しつけのようになってしまいました。すみません。
あ、平松先生も、素晴らしいストーリーテラーでいらっしゃいます。
『三月ひなの月』石井桃子 など、圧巻です。
 

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